hanaの日記

岡田将生さんと山田孝之さんを愛あるツッコミを入れつつ応援していますが、ココでは今はお休み中(。-人-。) いつか突然書くこともあるかも?

雷桜

ホントは初めて観たときに感想を書くはずだったんですが、今になってしまいました
丁寧に作られた綺麗な映画なのですが、ちょっとだけ残念だなと思うところもあったりで、感想を先延ばしにしてしまいました


まず時代劇版ロミオとジュリエットという宣伝文句が気に入らない‥^^;
藩同士の抗争と家同士の争いをかけたのかもしれないけど、ロミオとジュリエットじゃないよね
遊の母役の宮崎美子さんがインタビューで話していた、ローマの休日の方が近い部分があるかも
あのキャッチフレーズはいらなかったと思います
ポスターも、美しいマサキが拝めて嬉しいけど、あれで観るのに気がひけちゃった人もいるんじゃないかと‥
ポスターは雷桜の下にいるふたりにして、ピンクのふたりはパンフレットにしたらよかったのにと思いました
普遍的なラブストーリーといっても、やっぱり時代劇なので、時代劇=おじさん
ラブストーリー=女性
って感じだと思うんですが、宣伝の仕方がファン的には美味しいんだけど、若い女子だけに偏っちゃった感が否めない‥てか、めちゃめちゃ偏ってて、宣伝の仕方が残念で仕方ありませんでした
ナレーションのみのテレビCMはイヤキャッチでとてもよかったけど‥
ターゲットを若い女子に絞らない方がよかったと思います
おじさんだって感動すると思うわよ!


監督が「映画は音でできている」というとおり、風の音や森の音、衣擦れなどの音が常に感じられて、映画館で観るべき映画だなと思いました
殺陣は十三人を観てからだと全く迫力ないし^^;
フニャフニャしててなんじゃこりゃでしたが(笑)ふたりの出会いのシーンの殺陣はなかなかよかったと思いました
優ちゃんはマスクのようなものを着けて顔が見えないし、岡Dくんに一本背負いで投げられるところなんか、ふたりとも吹き替えなんじゃないかと疑ってたんですが(^人^;)
ちゃんとやってました!
優ちゃんは岡Dくんを蹴った拍子に足の甲を脱臼したそうだし、殺陣にしても馬にしても吹き替えなしの嘘のない映像は、上手い下手はあるかもしれないけど、監督のこだわりであり、キャストスタッフが頑張ったかいがあったなと思います


今でいったらトラウマとかPTSDに苦しむが故にプチ暴君な斉道
岡Dくんのルックスが暴君ぶりを引き立てます(笑)
赤ちゃんの時に誘拐されて山で育ての父に育てられた雷(遊)
山で出会っていきなり格闘するふたり
その後、なんだかんだでロマンチックなシーンに
クローバーが咲き乱れる森に横たわる岡Dくんが最高に美しい
四つ葉のクローバーの神様ありがとう(-人-)
話が脱線しますが、乱暴と待機の番上とあずさのジュースの口移しはやっただろうというだけで見れませんが
斉道と遊の水の口移しは見れます‥すいません^^;


身分関係なく魂で引かれ合うふたり
馬に乗ってのデートは、いいシーンがたくさんあるので3ヶ月訓練したかいがありましたね


藩同士の抗争や斉道を暗殺する理由(敵対する藩を潰すため)がわかりにくいのと、音楽がどうしても気になるところがありました
特に祭りでの再会シーンは音楽の方が気になってしまって、かなりビミョーでした
初めて聴いたときは洋楽がと思っちゃったもん
監督はホントは洋楽にしたかったらしいですが、スタッフに止められてハミング入りの曲になったそうです
あのシーンはふたりの気持ちに集中して観れる音楽にして欲しかった‥


身分の違いと将軍の思惑と藩同士の抗争に巻き込まれて二転三転
そんな中結ばれるふたり
"あそこまで"のラブシーンは優ちゃんも初めてだそうで
ラブシーンが好物の私としてはもっともっと見たかった☆\(--#)
純愛なんでしょうがないか
岡Dくんはシャイなくせにラブシーンはいつも自然で上手いんですけどw


遊に出会い、家臣の榎戸の思いによって成長した斉道は大人の決断をします
自分の立場と遊を守るためには、これしかなかったと思いました
それでも自由に生きてきた遊は最後にもう一度試みます
別れる運命だけど、遊に応えて斉道が遊の名前を呼んで‥ふたりの気持ちを確認しあう
ここまでしかできない斉道と遊(涙)
遊の兄で家臣の助次郎(小出くん)が泣きそうな顔で「しゅったーつ!(出立)」と叫ぶところで毎回号泣です


最後にちょっとどんでん返しがあるのですが‥
女であることで不幸になることも多い世の中ですが、遊は女であることで幸せになれたんじゃないかと思いました
どうしても叶わないことを別の形で手に入れられて、私だったら幸せです(涙)
可哀想なのは斉道ですね


最後にふたりで馬に乗っているシーンの海がめっちゃ沖縄(ロケ地)なんですけどw
お元は「海のもっと先」に行けたのにね‥と昨日の龍馬伝を見ながら思いました^^;


ポスターの乙女チックさに怯むことなく、ぜひ雷桜をご鑑賞くださいねm(_ _)m